《MUMEI》

1時間が経ちました──。

でも‥‥

まだ半分も出来ていません‥。

明日には渡したいのに‥。

「朔夜、あまりこん詰めると‥」

「大丈夫です♪ ‥ぁ、すみません‥‥‥秘密にしてしまって‥」

「いや、別にオレは構わんが」

「‥‥‥‥‥‥‥‥」
早く完成させなければ‥っ。

テグスでビーズを1粒づつ掬いながら──


琉輝椏様がこれを身に着けている様子を

思い浮かべていました。

気に入っもらえるといいのですが──。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫