《MUMEI》 ◇◇◇ 夕方になって── みんなが屋台を片付け始めた。 あたしは 何だかボーッとしちゃって‥ 手際よく片付けてる蜜樹君の眩しい姿を見てた。 「あ〜んこっ♪」 「‥‥‥‥‥‥ぇ」 ≪ドクン≫ 「ぇっ///!?」 いつの間にか── 蜜樹君があたしの顔を覗き込んでた‥。 「ぅあっ、ご、ごめんっボーッとして‥///」 ≪にぱっ≫ 「ありがとなっ、あんこ♪」 「ぇ‥///?」 「また来年、な♪」 「ぁ‥‥‥えと、うんっ、また来年‥///」 楽しみだな──。 その時には蜜樹君── 今よりもっと‥ 沢山の人を幸せに出来るよ。 あたし── 応援するからね。 蜜樹君──。 ◇◇◇ 前へ |次へ |
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