《MUMEI》 この心臓の音 聞こえていたら どうしよう… ましろの顔は少し赤くなっていた。 「ましろ?」 「は、はい!」 驚きで声が高く、裏返ってしまった。 「どうしたんだ?この先道がでこぼこするからちゃんと捕まっていろよ。」 「う、うん…。わぁっ!」 いきなり道がでこぼこになり、ましろは自転車から落ちそうになった。 「ほら早く!本当に落ちてもしらねぇぞ!」 ましろは龍成の体に手を回し、龍成のお腹の前で自分の手を握った。 前へ |次へ |
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