《MUMEI》

「良し行くぞ!」


「うん…。」


ましろは、辺りをずっと見ていた。


きれいな緑
きれいな空…
きれいな花…


時が進まないから
この村は
きれいなんだろうな。


私の所とは大違い…


いつから、私が住む所は汚れてしまったのだろう…。


「ましろちゃん、見えてきたよ。」


ましろは体を少し傾け、前方を見てみた。


そこには
数え切れない
ほどの死体の山があった

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