《MUMEI》

誰かが言った…
「のいはナオがいないと何も出来ないんだね」って。




朝、教室に入ると、いつもとは少し違う騒がしさがあった。
「ねぇどしたわけ?」
ナオがすかさずクラスメイトの一人に聞く
「それがさぁ〜今日転校生来るらしいのよ!」
クラスメイトは楽しそうに話している
「ナオものいも楽しみじゃないっ?」
ナオといつも喋っているおかげなのか、クラスメイトは普通に喋りかけてくれる
「そりゃ楽しみよ ねっのい?」
「そだね。」
私は笑って言ったけど、正直転校生などどうでもいい、ナオは面倒見がいいから私よりも転校生を優先するんじゃないかと内心ヒヤヒヤしていた


−−−−−−−−−−−−
転校生は女の子で女子はガッカリ男子は物凄く喜んでた、転校生はハーフらしくとても綺麗だった。
私は、内心安心をしていた、あれだけ綺麗で自信満々な子ならナオもわざわざ世話をやきにいくことはないだろうと、おもったから。
醜い私の心は、ナオが他の子と仲良くするのを、極端に嫌っていた。

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