《MUMEI》

放課後になり、私達は生徒会室へ向かった。

ガラガラッ「「こんにちは」」
「…こんにちは」
挨拶をしたのは柚木君のみ、まぁ柚木君しかいないのだから当然である

「あのさ、柚木君?先輩とかってどこいったの?」
私は柚木君に聞いた
「…帰った」
「そっか…ナオ、帰る?」
「ん〜暇だから、もちっといる〜」
なんとも、のんびりとした生徒会役員達である
楽でいいけど

ナオと私は適当に喋ったり黒板に絵を描いたりして遊び
柚木君はパソコンを弄っている
なんとも不思議な空間だ


「あのさ柚木君、ちょっと見て!」
ナオが黒板に描いた絵を指指しながら言う
「…なに?」
「ポケモン分かる?カビゴン似てない?」
ケラケラと笑ってナオは聞いた、それほど似てなかった
「似てる?かな」
柚木君が困り気味に言った
「これは?これは?」
ナオがノリノリなので、私ものってみた
「…あー似てるかも」
「本当!やった(^_^)v」私は自分で話しかけて会話すると言うのがあまりないから、それも含めてうれしかった


でも、そんな嬉しさもすぐに消えてしまった。

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