《MUMEI》 ましろは大きな籠の中を見てみた。 中はたくさんの木の実って言うより、果物などが入っていた。 「音歌さん…こんなに沢山の木の実、すみませんありがとうございます。夜遅くまで私のために…。」 「いいのいいの!でも今日はごめんね、本当にごめんね…。怖がらせるつもりはなかったの。」 音歌は、泣きそうな顔をして謝った。 「私の方こそ、ごめんなさい。途中で帰りたいなんて言ってしまい。せっかく誘ってくれたのに。」 「ううん、いいの。悪かったのは私だし…。」 前へ |次へ |
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