《MUMEI》

ドラミは、スネオの頭をそっと床に横たえると、ゆっくり立ち上がり――…



「スネオさん――……。」



詫びるように呟くと…



スネオの胸に突き刺さっている刀の柄に手をかけた……。





そして――――…



「……ごめんなさい…!」


――…ズリュッ…!!


ドラミは、勢いよく刀をスネオから引き抜いた!



――…ブシッ…!!


傷口から鮮血が飛び散る!



――…パシャ!パシャ…!


その血はドラミの顔にも降りかかった…。



「…はうぅ!!」……ゴボッ…!


血を吐きながら苦悶する声に、ドラミは思わず顔を背けた…!

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