《MUMEI》
「な〜か〜っ〜た〜あ〜」
「ハハ、しゃあねーな、限定なんじゃ尚更な〜」
結局6件回ってなかった。
大きな駐車場のコンビニにさえなくてさすがの裕斗も諦めた。
「知り合いでコンビニで働いてる奴いればな〜、こっそり取り寄せて貰うのに…」
「だな、ちょっと立場的にたかがアイス予約すんのも恥ずかしいし、知り合いでもいない……あ〜!!!!」
「な、なに?いきなりの雄叫び…」
「――いるぞ…」
「え?」
「コンビニ…
しかも経営者みたいなもんだ……」
「そんな知り合いいたんだ?」
「知り合いもなにも…………」
とりあえず車を左に寄せ、俺は携帯を開けた。
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