《MUMEI》

「な〜か〜っ〜た〜あ〜」



「ハハ、しゃあねーな、限定なんじゃ尚更な〜」






結局6件回ってなかった。






大きな駐車場のコンビニにさえなくてさすがの裕斗も諦めた。






「知り合いでコンビニで働いてる奴いればな〜、こっそり取り寄せて貰うのに…」




「だな、ちょっと立場的にたかがアイス予約すんのも恥ずかしいし、知り合いでもいない……あ〜!!!!」





「な、なに?いきなりの雄叫び…」




「――いるぞ…」



「え?」




「コンビニ…
しかも経営者みたいなもんだ……」






「そんな知り合いいたんだ?」





「知り合いもなにも…………」







とりあえず車を左に寄せ、俺は携帯を開けた。






前へ |次へ

作品目次へ
ケータイ小説検索へ
新規作家登録へ
便利サイト検索へ

携帯小説の
(C)無銘文庫