《MUMEI》

◇◇◇

「あんこ、‥泣いてんの‥?」

「ぇ‥」

声がして顔を上げたあたしの目の前に‥

蜜樹君がいた‥‥。

「どうしたんだよ、何かあったのか‥?」

「ち、違うの‥っ」

あたしは‥

慌てて涙を拭った。

そして‥

無理矢理に笑顔を作る‥。

「あはっ、ごめん(苦笑)」

「お前‥‥何かあるんじゃ──」

「ないよ、ぜ〜んぜん♪」

≪がしっ≫

「ぇ」

「オレに‥相談しろよ」

「ぇえ‥っ///?」

「お前、やっぱ何か悩んで‥」

≪ギクッ≫

「‥‥‥‥‥‥(汗)」

◇◇◇

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