《MUMEI》
誤解
――…すると…



目の前で、スネオの骸を抱きしめて泣き崩れていた母親が、キッ!とドラミの方を振り向いた…!



その眼は、何故か憎悪に満ちている。



「ア!アナタは……なんてことを…!!」


「……え………?」



ドラミは、その言葉に一瞬ギクリとする…。



だが、すぐにドラミは、スネオの母に向けられた憎悪の視線の意味を理解した。



今、自分は『ごめんなさい』と呟いたこと…。



自分の身体は、スネオから刀を抜いたときの返り血を浴びて真っ赤に染まっていること…。



そしてドラミの手には、血が滴る刀が握られていること…。



もし何も知らない人間が、この状況を一目見たとき、どう解釈するだろうか…?

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