《MUMEI》

番茶と最中で一服した後──

琉輝椏様は再び‥

ミシンで続きを作り始めました。

蝶結びにした大きな薄紫のリボンに鈴を付けて──

印を付けた位置に縫い合わせていきます。

もうすぐ完成のようです──。

尻尾を縫い付けると‥

そこにも──

琉輝椏様はリボンを結びました。

「よし──」

琉輝椏様は

出来上がった衣装を広げて見せてくれました。

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