《MUMEI》

『は、なに』

「なにじゃねーよ、
用あってかけたんだ」


『あそ、なに』





「―――はあ、いや
ちょっと頼みあって」




『秀幸が俺に頼みだあ?まさかお前万引きででも捕まったとか?』

「アホか!いい歳してそんな事すっかよ!
なあ、普通に話聞け!」




我が親友ながら疲れる……。




てかなんか似たような奴俺の隣に座ってんの気のせいか??





「!!ちょおおっと!!」




「ン…、いいから…」




いきなりショートパンツとボクサーをずりさげられモノを取りだされた。



そしてすかさずパクッと口に含まれた。


「あ〜!ヤバいって!ここじゃ……――は、」



『おい!なにしてんだ、つか傍に誰かいんだな?』



「な、なにも…、なあ、お前住んでるとこコンビニだったよな?
なーちょっと探しモノしててよ、ちょっくら売ってっか見てきてくんねーか?」



チョコ味のガリガリ君を探し回ってる事を、理由を佐伯に説明する。



その間裕斗にガンガン追い詰められ、全身に力が入る。



裕斗の髪を鷲掴みして俺は必死に声を抑える。

『そんなん訳な、はいよ〜了解』


『なあ!マジで何してんだよ』

「し、知らねーよ!
聞くんじゃねーよ!」



鈴口を舌先で丁寧に舐め回されて、そしてパンツの中に収められた。



そして裕斗は何事もなかったかの様にお茶を飲みだした。

「ぷは!うまい」

「―――…」

『まあ、いーけどな?で、なかったら取り寄せればいーんだな?』



「ああ、頼む」


『俺実は今実家じゃねーでホテルなんだわ、……とりあえず弟に聞いてみるから待ってな』


「悪いな…」




携帯を切る…。



切って……




「こるぁああ!!
なに悪戯してんじゃあああ!!!」



「アハハハ!!おかしい!声必死に抑えて!アハハハハ!!」





その場で仕返ししたのは言うまでもない…。







前へ |次へ

作品目次へ
ケータイ小説検索へ
新規作家登録へ
便利サイト検索へ

携帯小説の
(C)無銘文庫