《MUMEI》

綺嘉が部屋の扉を開けた。


「デカっ!あんたたちこんな広い部屋に住んでるの、あっちと広さ全然違うじゃん。」


湧雄は部屋の中に入り、見渡した。


綺嘉、紫吾、翠華も中に入った。


「元は塁羅の部屋だぜ。」


『俺たちはこの部屋に居候しているもんだよな。』


「まぁあっちって言っても、あたしなんか毎日住んでる訳じゃないから良いけど。

でもやっぱり勳羅さんはすごい人ね。」

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