《MUMEI》

「いえ。ご無事で何よりです。」


「まぁあなた喋れるの、凄いわね。」


ニナータは更に優しくライハールを撫でた。


ライハールは気持ちよさそうに目を瞑った。


「で、これからどうするんだ?」


「そうね…、プレゼントも何を買ったらいいか分からないし…。あたくし様、どうすればいいのかしら…、せっかくお兄様の誕生日なのに…。」


アキラ、ユージ、シンヤはニナータから少し離れ小声で話し始めた。

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