《MUMEI》 「イヤあああアアアぁッ!!来ないでェ!!人殺しィィ!!誰かぁアア!!」 ――…ブンッ!…ガチャン!…ガシャンッ! スネオの母親は、ワインセラーをのたうち回りながら、手当たり次第にワインの瓶を投げつけた! 「やめて!落ち着いてください!!」 ドラミは飛来する瓶を避けながら、懸命に説得を試みるも、パニックに陥ったヒステリック・マダムには通じない…。 ――…ダメだわ……。 …こうなっては、いくら説明しても信じて貰えない…。 ドラミは悟った…。 ――…本当に私じゃないのに…。 ドラミは人殺し呼ばわりされても、辛そうに顔を歪ませることしか出来なかった。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |