《MUMEI》

「はぁ‥」

ビックリしました‥。

「余程珍しかったようだな‥。あれ程に人が集まって来たのは初めてだ」

「ハイ‥(苦笑)」

たぶん‥

僕位ではないでしょうか──。

こういう格好をして外に出るのは‥。

運ばれてきたケーキを見つめたまま‥

僕は

暫く琉輝椏様の呼び掛けにすら気付いていませんでした‥。

「朔夜、おい」

「ぇ」

≪ドクン≫

琉輝椏様が‥‥

テーブルの向こう側から身を乗り出して‥

僕の顔を‥‥

覗き込んでいました‥。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫