《MUMEI》
遊園地
ガタガタガタガタ…
きゃーきゃー(>_<)ジェットコースターって久しぶり。でも……楽しいホ



「たぁ〜のしかったぁ!!」

「だろ?俺、ここガキの時に来てよ、絶対いつか彼女と来てやる!って思ったんだ」


「ふふっ。小さい頃から、なんかタラシっぽかったんだね」


クスッ
「やっと本当の君になってくれたね。うれしいよ」


うん♪……って、…え゛〜〜〜!!



「な、何言ってんの?わたしは最初っから“本当のわたし”ですよ?」


「だって、アンタずっと無茶してたでしょ?」



ま…まぁそうだけと…ム
「――はい…」


ニコッ
「ホントの君を見せてほしいんだ――」


/////
「もぉ…ホントの自分見せてもいいの?」


「うん。あっ!今さらだけど俺、姫田健(ひめだけん)っていうんだ。北高の1年ね。」


「わたしは、相葉みっ――じゃなくて、相葉空美(あいばくみ)です。」


「くみちゃんか…ヨロシク☆なんか、自己紹介すごい遅いね俺ら」クスッ


「そうだね。」


アハハハハ!!


なんか、健君っておもしろい。



こんな人が彼氏になってくれたら、すっごく楽しいだろうな――

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