《MUMEI》 「じゃあ今日はここまで。」 「あ〜した〜。」 授業が終わる。 「…zzz。」 「まだ寝てるよ。」 「起こすか?」 「いや、ど〜せ昼休みだし寝かせといてあげなよ。」 「…そだね。」 … … 「ん…」 (騒がしいな…) 「あ、起きたよ。」 「おま… どんだけ寝てんだよ。」 「…え? 今昼休み?」 「そうだよ。 マジ寝すぎ。」 「…やべ!!」 教室を飛び出す椎名。 が、 「?」 すぐに戻って来た。 「財布忘れた!!」 再び教室を飛び出す椎名。 (ヤバい… ヤバい… パン売り切れる!!) 椎名は購買に向かっていた。 昼ごはんがなかったからだ。 いつも購買で昼ごはんを買っていた椎名。 寝過ごしたことにより、 「おばちゃんまだパンある!?」 「今日はもう売り切れたよ。」 「マジすか… あ、後は何か…」 「ごめんね。 今日はもう終わっちゃったよ。」 「…そすか。」 結局、 何も買えず教室へ帰る椎名。 (ヤバい… マジ腹減った… てか… 俺何してんだろ…) 前へ |次へ |
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