《MUMEI》
いつもより長い
いつもは、俊彦は指で私の中を愛撫する事が多い。


舐められるのは、…


「ヤッ…恥ずかしいからっ…も、ヤだッ…」


私は手を伸ばし、俊彦の後頭部に触れた。


俊彦の、羨ましい位サラサラな黒髪を掴む。


本当は、ギュッと握りしめるか、引っ張る位したいのに…


「ダメ…」


力が入らない。


「何が…? あ、もっと?」
「違っ、アッ!〜〜…ッ…」


俊彦の舌が、私の中に侵入し始めた。


キスの時もそうだが、俊彦の舌はあり得ないほど器用に動く。


私は内股の筋肉が緊張し、ガクガクと震え始めていた。


「じゃあ、今度は、奥だね」


!!


舌を離した俊彦は、一気に指を入れて中をかきまわし始めた。


「…ッ…ン……ッ…」

「すごいよ、今日の蝶子の中…」

「ヤッ…言わ…ないでェ…」


(俊彦のせいなのに)


いつもより中を刺激されて、私の体は既に熱くてどうにかなりそうだった。


「ほら、…わかる?」


俊彦が抜いた二本の指を広げると、粘着性のある液体が糸を引いた。


「やめて!見せないでよ!」

「確認してもらいたかっただけだよ。蝶子の中も準備万端になったって」

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