《MUMEI》
日頃の不満(俊彦視点)
「キャア! 何これェ!」

「だから、ちゃんと繋がってるとこも、感じてる顔も見えるように…だろ?」


俺は蝶子の腰を引き寄せ、一気に中に侵入した。


「ヤダヤダ、恥ずかしい!」

「ダメ…逃がさないよ」


俺は蝶子の背中に顔を寄せ、体を密着させながら、腰を動かすと同時に胸の突起をキュッと摘んだ。


「アンッ!」


堪らず蝶子が声を発した。

「ホラ、ちゃんと顔、上げて」


胸から手を離した俺は、蝶子の顎を掴んで顔を上げさせた。


(いい眺め…)


俺はバックは実は結構好きだ。


後ろから見る蝶子も可愛いし、より深く何度も貫けるところも気に入っている。

ただ、唯一…


快楽に歪む蝶子の顔を見れないのだけが、心残りだった。


しかし、そんな不満も今は解消されついた。


俺が開けた窓のような扉の奥にあったのは


かなり大きな鏡だったのだ。


おかげで、俺からは感じている蝶子の顔がばっちり見え、蝶子からは、後ろで攻めている俺や繋がっている部分が丸見えになっていた。


「ホラ、蝶子、ちゃんと見てよ。こんな機会無いだろ?」


俺は、蝶子を後ろに引っ張り体位を変えた。

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