《MUMEI》

「千秋が1番面白かったな……あの少女、モモは知っているか?」

千石様は窓から千秋さんが帰って行くのを見ていた。


「……いいえ。ただ、千秋さんは本気みたいです。」

明石君のことは本人の口から語られるまで待とう。


「引き続き監視するように」

千石様は私を下がらせた。
私は氷室千石様の命により千秋さんを氷室家の養子縁組を止めるかどうか見極める役を与えられた。


千秋さん達は自覚していないようだけれど、志島螢君と千秋さんは幼なじみで友人関係だったのだ。
姉である千花さんの傘下に螢君が入ったことは千秋さんにとってショックを受けたようだ。

千秋さんは学校に行くことも減り、心配だった。



そんなとき、明石君が現れたのだ。
明石君が千秋さんを救い出したのだと私は思う。

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