《MUMEI》

私はここ何日か、かなり上の空である、彼と付き合ってからもその前も、彼のことばかり頭をめぐっていた
「…い…のい!」
「はっはい!」
ナオの声に私は驚く
「し ご と !」
ナオはご立腹のようだ
私が悪いのだけど…
実は、今生徒会の仕事をやっていたのだが、私はまた上の空だったらしい
ナオに言わせると違う世界へ飛び立っていた、らしい(^-^;
「ごめん…やるよ」
「さては幸君のこと考えてたなっ」
「うっ」図星。
「まあ、まだ三日目だし、ラブラブなのは分かるけど…仕事は別だから。」
「はい…」

ガラガラッ
「おいおい、俺の彼女虐めないでくれる?」
なんで幸君がいるのでしょう…?
「くっ…あんた、惚気にきたんじゃないでしょうね」
ナオが心底嫌そうに言う
「んーお迎えだよ」
幸君はしれっとして言う
「ごめん、私まだ…」
私は困って幸君に言う
「待ってる」
私はおとなしく、仕事を始めた。

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