《MUMEI》
ホールドアップ
――…ガチャ…バンッ!


ドアを開けて、一歩外に踏み出た時、その苦難はいきなり襲ってきた――…!



――…ピカッ!…「うっ!?」


ドラミは突然、眩ゆいサーチライトに照らされて、思わず身を怯ませた!



すると、何事かと考える間もなく…


「動くな!!警察だ!」


…拡声機から怒鳴り声が響き渡った。



ドラミが眼を凝らすと、サーチライトの手前に、大勢の警官が盾を構えて整列しているのが分かった。



それは骨川家の玄関を取り囲むようにズラリと配置され、猫の子一匹通さない頑強な隊列だった。



そして盾の合間からは、黒光りした銃口が、まっすぐにドラミに向けられていた――…!

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