《MUMEI》

――…何故、警察がスネオさんの家に…?



――…何故、私がテロリスト扱いされなきゃならないの…!?



ドラミの脳裏に様々な疑問が浮かんでは消えた。



――…私は、のび太さんやお兄ちゃんを殺した犯人を追っていただけなのに…。



ドラミは、やりきれない思いで警察官を睨み返した。



「私、そんなことしてません!!」


ドラミは手をかざして身の潔白を訴えるが――…



「動くなと言っただろ!!」


――…ガチャッ!…チャッ!



警官の隊列は、銃を一斉に高く構えてドラミを威嚇するだけだった。

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