《MUMEI》

「うっ…!」


ドラミは身体を硬直させた…!



下手に動けば、蜂の巣にされる…!



ドラミはやむを得ず玄関ドアの前で、ゆっくりと両手を挙げた…。



すると――…



「よし。身柄を拘束しろ。」


拡声機を持った隊長らしき人物が命令を下すと、武装した警官が三人、警戒しながらドラミに近づいてきた――…。



「私、武器なんて持ってませんから…。」


ドラミは、銃口を向けながら近づいてくる警官に話しかける…。



それは我が身にかけられた疑いを少しでも晴らすための、せめてもの主張だった。



するとその時――…。

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