《MUMEI》

「ママ!」


ドアを開けると、そこにいたのはガリガリに痩せた犬だった。


「くぅー。(何か食べ物ありませんか?)」


「そうお腹空いてるの、中に入っていいよ。」


「ワゥ。(すみません)」


「いいのよ、犬だってあたしたちの仲間なんだから。助け合うの当然でしょ。」


「ワゥゥ。(ありがとうございます)」


ガリガリに痩せた犬は家の中に入った。


「あなた何食べるの?肉食べれる?」

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