《MUMEI》

「ワン。(はい)」


「「生肉、1キロ」」


するとお皿に山盛りに乗った肉が出てきた。


「はい、どうぞ。ミルクとか飲む?」


湧雄はしゃがみ床に皿を置いた。


「ワワゥンワ?(どうやってお肉を出したんですか)」


「小さい頃から使えるの。でもこの力、見たことがある物しか出てこないの。

食べ物だと食べたことがないと味がしないの。」


「ワウワゥウ。(凄いですね)」

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