《MUMEI》

「はい、ウルフです。耳も尻尾もありますし。あたし、みなさんの仲間に入れて下さい!」


すると歩澄は軽蔑の目で、湧雄を見た。


「ボス!何やっているんすか。まさか、そいつを仲間に入れる訳がないっすよね?」


「んなことある訳ないだろ、化け物を仲間に認める訳ないだろ。」


化け物…


「歩澄さん…。」


「仲間でもないお前が、俺の名を軽々呼ぶんじゃねぇ。」


歩澄は湧雄を思い切り、殴り飛ばした。

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