《MUMEI》
間隙
その時、野太い声が拡声機から流れた!


「そのタヌキから離れて下さい!」



その呼びかけは、ドラミのすぐ背後にいるスネオの母親に対して向けられているものだ。



(だから私はタヌキじゃないってば…!)


ドラミは見ず知らずの警官からタヌキ呼ばわりされ、思わず隊列を睨み返した…。



するとドラミは、今まで自分に向けられていた拳銃が、一斉に照準を外していることに気がついた。



――…これは…!



ドラミは、その様子を見渡すと、少し冷静さを取り戻す…。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫