《MUMEI》 ◆◆◆ ≪ザ‥≫ 「‥‥‥‥‥‥‥」 おれは‥ 社から出て来た。 ≪シィン‥≫ 狛犬の側に柿の木があるだけで‥ 後は何もない。 「殺風景なとこだな‥」 社だってぼろっちいだけで‥ こんなの何になんだか‥。 ≪カサッ‥カサッ≫ 枯れ葉を踏んで歩き出す。 妙に眩しい‥。 「‥月か‥」 どーでもいーけど‥。 「‥?」 ≪ビュッ≫ 「っ!」 腕に‥‥ 何か‥ 掠っ‥‥‥ ≪ハッ≫ 「き‥‥」 切れてやがる‥‥。 「ち‥」 ≪ゆら‥≫ 「っ!?」 後ろから気配がして‥‥ ゆっくり‥ その方向に‥ 顔を向けた‥。 ◆◆◆ 前へ |次へ |
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