《MUMEI》 湧雄は自慢の尻尾を重点的に洗った。 全体を洗い終えると、タオルで体を拭いた。 服を着終わった瞬間、湧雄は誰かに尻尾を掴まれ、湖の中に吸い込まれた。 なんだ! 湧雄は息を止めながら、後ろを振り返った。 そこには、人の形をしたおぞましい物体が尻尾を掴んでいた。 なんだこいつ! あの力は 声に出さなきゃ 使えないし とりあえず水面に 前へ |次へ |
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