《MUMEI》 「あたしの力を?」 「うん。」 「あたしの力、あなたの勳羅さんの役に立てる?」 「うん、凄く助かるよ。」 あたし 役に立てる… 初めて求められた あたしこれから もう1人じゃないよね? 湧雄はまた涙を流した。 「勳羅さん、約束して下さい。あたしを捨てないで。」 勳羅はぽかんと顔をしていたが、ニコッと笑った後湧雄を抱きしめた。 前へ |次へ |
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