《MUMEI》

"コンコン"


ソファーに座っている湧雄は、耳をピクリと動かし扉を見た。


すると扉が開き、塁羅が入ってきた。


「お待たせしました、料理出来ました。」


「そう。」


湧雄は立ち上がり、塁羅の方へ歩いて行った。


「チェックメイト、紫吾俺の勝ちだな。」


『くそ…。』


「飛角さん、蓮邊さん、出来ましたよ。」

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