《MUMEI》 ご飯も食べ終わり、湧雄たちは玄関にいた。 だがそこに翠華はいなかった。 「沢折塁羅、美味しいご飯ありがとう。また作ってちょうだいね。」 「はい、いつでもいらして下さい。」 「えぇ、じゃあ勳羅さんまた来るわ。」 「うん、いつでも帰っておいで。」 「うん。」 湧雄は玄関の扉を開け、出て行った。 湧雄が出て行くと、今いなかった翠華も出てきた。 前へ |次へ |
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