《MUMEI》

「出張している奴らは、みんな野宿しているんですかい?」


「そんなことはさせないよ。ちゃんと黒薔薇の騎士団の小さな本部があるからそこに滞在してもらっているよ。」


『へぇ、そうだったんですか。俺たちもそのうち行くんですか?』


「ううん、行かない。紫吾君、綺嘉君はずっと塁羅の近くにいてもらうよ。」


「なんで!?」


「コンビだから、じゃあ俺研究の途中だから。」


「では私は後片付けしてきますね。」


勳羅とラルンは行ってしまった。

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