《MUMEI》 「ど〜も。」 「よっす。 久しぶりだね。」 「そうすね。」 練習の為準備をする僕に、 千葉が話しかけてきた。 「あのさ?」 「…?」 「今度試合やるんだ。」 「…? え? それは海南クラブの試合すか?」 「ん〜ん。 ん? ん〜、 微妙だな…」 「…? 何すか? わかるように話してもらえます?」 「んとね〜…」 僕は恭介に話した時と同じように、 千葉に話した。 「あ〜、そういうことすか。」 「そうそう。 でさ?」 「はい。」 「お前出てくれない?」 「…え?」 「エースがいないんだよね〜。 なんとかなんない?」 「いや、俺も練習ありますし…」 渋る千葉。 でももうちょい説得しよう。 そう思った時だった、 「出ろ。」 突然会話に入って来るやつがいた。 「いや、練習休むわけにはいかね〜し…」 「いいから出ろよ。」 千葉を説得し始めたのは、 一ノ瀬未來だった。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |