《MUMEI》
「マジかよ・・・」
試合が終わった後、ファミレスで昇はつぶやいた。
「20点差?ふざけんなよ〜もっと頑張れよ〜男子ぃ〜」
「まあまあ、あいつ等も頑張ったんだしさ。いいじゃねーかよ」
「どこがいいんだよ。全然よくね〜よ」
ハハハ、と笑う周哉。
昇は春と奈々と賭けをしていたらしい。
賭けの内容は、「男子と女子のどっちが多く点を入れられるか」
男子は48点で、女子は68点で女子の圧勝。
男子に賭けてた昇は、春と奈々に昼食を奢ることになったのである。
ちなみに、昇は浮くはずだった昼食代で周哉にジュースを奢ろうとしていた。
相変わらずセコい・・・。
「何食べよっかな〜♪」
賭けに勝った春は上機嫌である。
「ねぇ、これからどうするの?どっか遊びに行く?」
奈々が三人に聞いてきた。
「あ〜私これから習い事なんだ」
と春が言った。
「今日はもう金がないからいいや」
昇も言う。
「俺は、暇だけど」
周哉はそう言った。
「じゃあ今日は解散ね」
奈々の言葉で昼食を食べた後、解散になった。
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