《MUMEI》 琉輝椏様が愛玩にしてくれなかったら‥ 僕は‥‥ まだ独りぼっちだったんですよね‥。 こんな風に── チョコレートの事を考えてときめいたりなんて‥‥ 出来ないですよね──。 「───────」 僕は‥ 運が良かったです。 ううん──‥ 琉輝椏様のお陰ですよね。 あの日‥ 琉輝椏様が声をかけてくれなかったら──‥ 愛玩になれと命令してくれなかったら──‥ 僕は‥‥‥‥ 人の暖かさや 優しさを‥‥‥ 忘れてしまう所でした──。 前へ |次へ |
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