《MUMEI》 「あっれーのいちゃんじゃない?」 ナオの友達が数人、そこには座っていた 私のことも友達だと言ってくれる、優しい人達だ 「うん、こんにちは」 自然と顔が笑う 「あっごめんデートか」 「エヘッ」 「幸せそうな顔しちゃって〜(笑)…あれっ?幸?」 「知り合い?」 まぁ…学校が一緒なら知り合いでも友達でも不思議ではない 「よっ、いつ気付くかと思ったよ」 幸君は笑ってた 「あんた、帽子そんなにふかくかぶってたら分かんないわよ〜」 周りの子達もケラケラ笑っていた 「えっ似合わない?」 幸君が心配そうに私に聞く 「大丈夫だよ」 私は笑顔で言った 「のい達もここきなよ」 幸君と私は顔を合わす 「そうしようかな?」 私達は同意した 前へ |次へ |
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