《MUMEI》

2週間が経ちました──。

「サク」

「?」

いつものように‥

制服に着替えて──

猫耳を頭に付けていると‥‥

琉輝椏様が赤い箱を差し出してきたので‥

ビックリしました。

「琉輝椏サマ、えと、これは──‥」

何でしょう‥‥?

「口に合うといいが──」

「ぇ、‥‥‥ぁ」

そうでした。

今日は

バレンタイン──。

「ありがとうございます(笑)」

「ぁぁ、口に合うといいが‥///」

「開けてみてもいいですか?」

≪コクン‥≫

琉輝椏様が頷いたので──

僕は箱を開けました。

すると‥

中に入っていたのは──‥

「わぁ〜///」

ハート型のチョコレート。

「凄いです琉輝椏様///」

「‥///」

琉輝椏様は俯いてしまいましたが‥

でも──

嬉しそうです。

「今度は、僕が琉輝椏様にお菓子作りますね♪」

「/// お前が‥?」

「ハイ(笑)」

「そうか──楽しみだな(微笑)」

「頑張りますね///」

来月の今日──

琉輝椏様にちゃんとお返しが出来るように‥

僕も‥

頑張らなくては──。

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