《MUMEI》

「おい!タヌキが逃げるぞ!!」



隊長の声に、数名の警官らが慌てて銃を拾う!



―――…ドスンッ…!


ドラミは、どこでもドアを地面に据えると――…!



「Mr.ニアの部屋へ!!」


…早口で叫んだ…!



――…ガチャッ!…バンッ!!


ドラミがドアを開けると、その先はアメリカ東部にある一軒家の室内へと通じていた…!



不思議なドアの力を初めて見る警官達の表情は、一様に驚きに染まるものの――…



「構わん!撃てェ!!」


隊長のガナリ声に、すぐさま我に返り銃を構えた…!

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