《MUMEI》

男の髪は赤黒く肩につくぐらいの長さで、ふさふさしていた。


「あれ?勳羅はいねぇのか。」


「だ、誰ですか?勳羅の知り合いですか?」


「おぉっ、そうだ俺は勳羅の友達さ。お前はここのメイドかぁ?」


「メイドじゃないんですけど…。」


「メイドょ〜酒はどこだ?ワインが良いんだが。」


「ワインセラーの中に入っています。」


勳羅の大事な
客かもしれない

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