《MUMEI》

この人
酔ってるから
今何言っても
無駄だ…


「分かりました。僕が勳羅の所に連れってあげます。」


塁羅は男の腕を両腕で掴んだ。


「主人を呼び捨てにしちゃいけねぇだろ。」


「別に主人なんかじゃありませんよ。」


塁羅は男を、力いっぱい引っ張り立たせた。


「おっと!」


男は酔っているせいで足がふらついていた。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫