《MUMEI》

「システムって何?」


塁羅はすっかり泣きやんでいた。


「黒薔薇の騎士団に入っている人は、俺が作った武器とかを必ず持っているんだ。


ほら例えば塁羅の指輪、紫吾君綺嘉君のブレスレット、それを持っている人つまり黒薔薇の騎士団の人はここを自由に入ることが出来るんだ。


ほかの人は扉に鍵がかかるため勝手には入れないから、外にあるブザーを鳴らさなくちゃいけないんだ。」


「あぁ〜だから扉に鍵がかかっていないんだ。俺ずっと不用心だなって思ってたわ!」

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