《MUMEI》

"ガサガサ"


ましろの心臓は高鳴っていた。


"ガサガサ、ガザッ"


来た!!!


ましろは目をつぶった。


「あれ?ましろさん?どうして、そんな所で寝ているのでありますか?」


「え?」


ましろは目を開け、体を起き上がらせ見てみた。


そこにいたのは、熊ではなく小3の鈴村紗菜由(さなゆ)ちゃんだった。

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