《MUMEI》

「はぁ…


はぁ…」


合宿が始まってたったの30分。


練習がフットワークにさしかかった所で全員が気付きいたみたいだね。


この練習量は、


半端じゃない。


そりゃそうだよ。


僕が作ったメニューだもん。


「はぁ…


はぁ…」


あ〜あ、いつもは自然に声が出るのに、


ちょっと厳しい練習にするとこれだ。


まだまだ精神的に弱いね。


「ほらほら峰田!!


ちゃんとハンズアップしろ!!


日高!!


顔上げろ!!


逆に苦しくなんぞ!!


1年!!


声出せ!!」


「はい!!」


指示は翔太が出していた。


僕はまだデータの少ない1年生の能力を見たかったから。


人数が増えたとはいえ、


1年生はほとんどが素人。


このままじゃダメだ。


早く実力をつけてもらわないと困るんだよ。


「はぁ…


はぁ…」


声出せ。


翔太の言葉を無視したわけじゃないんだろうけど、


この程度のスタミナでハンドボールをやろうなんて甘いね。


激甘。


合格点出せるのは、


椎名とユキヒロと関谷ってとこかな。


走る機会の多い日高と沖にも頑張ってもらいたいとこなんだけどな。


「はぁ…


はぁ…」


「チラチラ時計見てんじゃね〜よ!!


集中しろ!!」


翔太。


ごもっとも。

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