《MUMEI》

◆◆◆

何だ‥‥‥‥。

また別の‥‥‥

夢‥‥‥。

ロープが斜めに伸びて来て‥‥

そこを伝って‥‥

岩みてーな石が落ちて来る‥‥‥。

胸ぐらを狙って‥‥‥。

この時‥‥‥‥

決まって声が聞こえる‥。

数を数える‥‥‥

男か女か分かんねー声が‥‥。

“一‥”

≪ズシン‥≫

“二‥”

≪ズシン‥≫

“三‥‥‥”

≪ズシン‥≫

“四‥‥”

≪ズシン‥‥≫

だんだん‥‥

重さが増して来る‥‥。

体が動かねーせいで‥‥

逃げる事も出来ない‥。

“六‥”

≪ズシン‥‥‥≫

苦しい‥‥‥‥‥‥。

「────刹那っ」

◆◆◆

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫