《MUMEI》

「えぇ。」


お婆ちゃんは幼い子供のように、満面の笑みをお爺ちゃんに見せた。



死んだはずなのに
どうして
お婆ちゃんと
お爺ちゃんの声が
聞こえるんだろう…


しかも
その
光景まで見えてくる…


見たくないのに…


お爺ちゃんは傷口から出た内臓を、ハサミで一口大に斬りボールの中に入れていった。


お婆ちゃんは全身の皮膚を、包丁を使い綺麗に取っていった。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫