《MUMEI》

「あ゛ぁ!」


痛いが、包丁みたいのと比べれば痛くはなかったが次から激痛の連発だった。


お婆ちゃんは楽しそうに、針でましろの傷口を塞いでいった。


「ぎゃあ゛あ゛あ゛!!」


お婆ちゃんは器用に素早くましろの傷口を塞いでいった。


ましろは不思議な痛みに絶叫をあげた。


自分の皮膚に穴が開き、凧糸が通っていく。


凧糸は白からましろの血で、赤い凧糸に変色した。

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